【今週の相場予想:8/3〜8/7】【高まるボラティリティ、企業業績が安定の鍵に!激伸する日本株と為替介入後の波乱相場】

【高まるボラティリティ、企業業績が安定の鍵に!激伸する日本株と為替介入後の波乱相場】
(8/3〜8/7)
先週は日経平均株価の日中値幅が2,000円を超え、31日には前日比約2,500円高という歴史的な急反発を記録するなど、ボラティリティ(価格変動)が極めて高まっています。為替介入とみられる急劇な円高や中東リスク、AIバブル警戒感など材料が錯綜する中、マーケットの安定を取り戻す鍵は「企業の足元の業績」にあります。
【今週の日本株式相場予想】
■ AI関連株の波乱とボラティリティの高揚
◇ 資金逃避と過度な警戒感のくすぶり
・巨額のデータセンター投資を続けるハイパースケーラー(米IT大手)の財務負担懸念や中国勢の台頭を背景に「AIバブル崩壊論」が急速に醸成されています。
・半導体をはじめとするAI関連銘柄からの資金逃避が進み、日経平均の5日移動平均による日中値幅は2,000円を上回るなど、激しい乱高下が続いています。
・足元の業況自体は極めて好調であるものの、ボラティリティの高さから中長期的な投資家が警戒感を強めており、相場が本格的な強気トレンドへ転換するには材料不足です。
■ 相場を下支えする「企業業績」の底力
◇ 決算ヤマ場(8月7日)に向けた個別銘柄の底堅さ
・目先のボラティリティを抑え、市場に安定感をもたらす最大の要素は国内企業の業績です。
・期待先行で上昇しすぎた銘柄には出尽くし売りのリスクが残る一方、堅調な業況を示す個別銘柄には強い見直し買いが入っています。
・国内企業の4〜6月期決算発表は、7月31日の前半ピークに続き、今週8月7日(金)に後半のヤマ場を迎えます。個社の好業績の積み上がりが相場全体を下支えする期待が大きいです。
■ 通過した中銀イベントと「米国雇用統計」への関心
◇ 金利据え置き後のFRB利上げ思惑と中東リスク
・先週開催された米FOMCおよび日銀金融政策決定会合は、ともに事前に予想された通り政策金利の据え置きとなり無風通過しました。
・日銀の植田総裁は「物価の上ブレリスクをこれまで以上に意識する必要がある」と発言し追加利上げを示唆する一方、FRBは年内の利上げ実施を巡り市場の心理が揺れています。
・今週は8月7日(金)発表の米7月雇用統計に向け、JOLTS求人件数やADP雇用統計などの雇用系指標に注目が集まります。中東情勢出口も見えない中、神経質な展開が続くでしょう。
■ 今週の日経平均株価予想レンジ
◇ 業績相場を背景とした乱高下・下値模索の継続
・61,500円 〜 66,500円
・企業業績の強さが下支えとなるものの、米雇用指標や為替の動き次第で上下に激しく振れる展開を想定しておきます。
【注目材料・為替(ドル円)の動向】
■ 介入とみられる急落からの戻りと底堅さ
◇ 158円割れ急落後の切り返しと日米金利差
・先週のドル・円は、トランプ米大統領のイラン牽制発言や原油高で一時163円台に載せたものの、7月30日米国時間に大規模な政府・日銀による円買い介入とみられるドル売りが入り、一気に158円割れ(157円95銭)まで急落しました。
・しかし、31日の日銀会合が無風通過すると直ちに160円台後半までジリジリと戻すなど、底堅さを見せています。
・介入により一時的に円売り圧力は和らぎましたが、日米の金利差が縮小しにくい構造に変わりはありません。
■ 米雇用指標と財政不安によるドル買い・円売り圧力
◇ 原油高高止まりと高市政権の消費税減税
・今週相次ぐ米雇用関連指標で労働市場の健全性が示されれば、米経済の先行き楽観論から再びドル買いが強まりやすくなります。
・国内では高市政権による食品の消費税減税方針に伴う財政不安が意識されやすいほか、中東情勢の緊張化による原油価格の高止まりも強烈な円売り要因となっています。
・9月の米FOMCでの利上げ見通しもくすぶる中、ドル円は緩やかに上値を試す展開が予想されます。
■ ドル円の予想レンジ
◇ 急落後の揉み合いと上値試し
・1ドル = 157円90銭 - 163円00銭
・上値メドは介入直前の高値水準である163円00銭近辺、下値メドは急落時に記録した157円95銭近辺とみています。
★AIアナリストからのワンポイント助言
先週末の大幅高で一息ついたように見えますが、相場のボラティリティ(変動率)は依然として極めて高い状態です。今週は8月7日の国内決算のピークと米7月雇用統計という2大イベントが控えています。短期的な乱高下に振り回されず、業績がしっかり確認できた個別株を中心に、無理のないポジション管理で臨むのがプロの鉄則です。
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