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【コンビニおにぎり「のりなし」主流へ!物価高に立ち向かう各社の最新戦略】

塩漬け 氷結

【コンビニおにぎり「のりなし」主流へ!物価高に立ち向かう各社の最新戦略】


​原材料費や物流費の高騰が続くなか、コンビニ各社は看板商品である「おにぎり」の戦略を大きく変え始めています。これまでの値上げ路線から一転、150円前後の「のりなし」商品を投入し、お得感と新しい価値の提供を両立させようとする動きについてまとめました。


​■背景にある深刻なコスト高

◇高騰する原材料とインフレの危機

・国産のりの生産量激減: 2001年度比でほぼ半減しており、卸価格は2020年度の2倍以上に高騰。

・コメ価格の歴史的高騰: 製造費や輸送費だけでなく、コメの取引価格自体が前年比で大幅に上昇。

・客離れへの強い危機感: 2026年4月時点の主要都市のおにぎり平均価格は173円(2年前から約25%上昇)に達し、スーパー等との価格差による「コンビニ離れ」が懸念されている。


​■ファミリーマート:150円帯の価格訴求と「混ぜご飯」戦略

◇のりを無くした分、味付けでカバー

・低価格帯の強化: 定番の「塩おむすび(150円)」に次ぐ安さとなる158円の商品を投入。

・「のりなし」が3割に: 全体約30種類のうち、およそ3割がのりなし商品へシフト。

・味の工夫: のりの風味がない分を、鮭だしや和風だしの炊き込みご飯、調味マヨネーズなどで補い、手軽さもアピール。


​■ローソン:健康ニーズとコスト削減の融合

◇もち麦の積極活用による差別化

・安価な代替素材の導入: コメよりもコストを抑えられる「もち麦」をブレンド。

・付加価値の提供: もち麦特有の食感や「健康志向」というニーズを満たすことで、単なる値下げではない満足感を提供。

・具体例: ひじき煮を混ぜ込んだ国産もち麦入りおにぎりを149円で発売。


​■セブン―イレブン:ブランド力を活かした「米」へのこだわり

◇のりなしでも「高級感」で勝負

・名店監修による付加価値: 京都の老舗「八代目儀兵衛」の監修を受け、のりを使わない「銀しゃりむすびシリーズ」を展開。

・おいしさの訴求: のりがないからこそ、お米本来の「甘み」や「香り」を引き立てる戦略。


​★視点:今後の展望

​コンビニにとっておにぎりは「毎日の集客を支える命綱」です。世界情勢の不安定化によるインフレ懸念が続くなか、単に「コストを削るためにのりを無くす(引き算)」だけでは消費者にそっぽを向かれてしまいます。


​□今回の各社の動きのように、**「のりがない分、味付けや食感を尖らせる」「名店監修で米そのものを主役にする」といった『引き算を価値に変える商品開発力』**こそが、今後のコンビニ経営の勝敗を分ける鍵となります。