【週刊展望】日経平均、未知の「6万円」へ肉薄!決算選別と中東再協議の行方
【週刊展望】日経平均、未知の「6万円」へ肉薄!決算選別と中東再協議の行方
■相場概況◇
今週の東京株式市場は、**「史上最高値圏での高値波乱」**を想定します。先週、日経平均は58,850円を突破し、一時6万円の大台に迫る勢いを見せました。AI関連株の復活が指数を牽引していますが、今週は22日の「停戦期限」を巡る中東情勢のヘッドラインや、本格化する日米決算を前に、利益確定売りと押し目買いが激しく交錯するボラティリティの高い展開となるでしょう。
■注目トピックス◇
◇日米「米・イラン再協議」と原油安への期待
週末に予定されている2回目の和平協議が最大の焦点です。交渉が難航すれば原油高・円安が加速しますが、市場は「双方が破滅的な戦争は望んでいない」という楽観シナリオを先行して織り込んでいます。合意への進展があれば、6万円突破への強力なブースターとなります。
◇「AI・半導体」一強から「二極化」へ
ASMLやTSMCの好決算を受け、国内でも安川電機のフィジカルAI期待などが相場をリードしています。一方で、地政学リスクによる原材料高を転嫁しきれない銘柄との「業績格差」が鮮明になっており、今週からの決算発表では「勝ち組・負け組」の選別がより厳格に進む見通しです。
◇海外投資家の「本気買い」が再開か
3月に大幅売り越しだった海外勢が、4月に入り買い越しに転じています。新年度のニューマネーが、出遅れていた大型株やPBR(株価純資産倍率)改善銘柄に向かうかが、相場全体の底上げを左右します。
■警戒指標・イベント◇
◇22日の停戦期限とホルムズ海峡リスク
米国によるイラン攻撃猶予の期限(22日)は延長の方向ですが、ニュース一つで原油価格が跳ねるリスクは継続しています。原油高は日本企業の利益率を直接圧迫するため、エネルギーコストに敏感な製造業は警戒が必要です。
◇日銀の「利上げ」観測と介入警戒
翌週に控える日銀会合を前に、当局による「円買い介入」への警戒感から、1ドル=162円を前に上値が重くなる場面も予想されます。円安メリット株にとっても、急激な巻き戻し(円高)はリスク要因となります。
■投資戦略のヒント◇
◇「フィジカルAI」と「ロボット」への継続注目
単純な半導体だけでなく、AIを実装する「ロボット」やその「精密部品」を手掛ける銘柄(安川電機、ファナック等)には、中長期の成長期待から強い買いが入っています。
◇予想レンジは57,500円〜60,500円
下値は厚いものの、6万円の大台付近では戻り売りも強まります。一気に抜けるには、中東の「完全停戦合意」などの決定的なポジティブサプライズが必要になるでしょう。
★今週は「6万円」という歴史的節目を巡る攻防戦です。中東からのニュースに神経を尖らせつつ、好業績が期待できるAI・ロボット関連の押し目を狙う、攻守のバランスが問われる1週間となりそうです。
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