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10/16 朝一レポート②【TSMCは純利益69%増の過去最高益!それでも株価急落!アドバンテスト・東京エレクトロンへの影響は?】

塩漬け 氷結



【TSMCは純利益69%増の過去最高益!それでも株価急落!アドバンテスト・東京エレクトロンへの影響は?】


■TSMCが過去最高益を更新!

◇2026年7〜9月期決算

・売上高:1兆4,942億台湾ドル(前年同期比50.9%増)

・純利益:7,631億台湾ドル(同68.7%増)

・EPS:29.43台湾ドル(同68.7%増)

・営業利益率:58.7%

・純利益は市場予想を上回り、四半期最高益を更新。

・AI向け先端半導体の需要拡大が成長を牽引。


■好決算なのにTSMC株が下落!

◇米国上場ADRは約5.2%下落

・市場はすでに大幅な業績成長を株価に織り込んでいた可能性。

・好決算発表をきっかけに利益確定売りが発生。

・半導体株全体の投資家心理悪化も株価を圧迫。


■株価が下落する4つの理由

◇①好業績の織り込み済み

・株価は現在の利益だけでなく将来の成長期待で動く。

・市場予想を上回っても期待ほどではないと売られる場合がある。

◇②AI投資の収益性への懸念

・AIデータセンター投資の拡大が最終的な利益につながるかが焦点。

・設備投資の持続性が問われている。

◇③利益率への警戒

・TSMCの粗利益率は前四半期67.7%から66.4%へ低下。

・2ナノ製造の立ち上げや海外工場のコストが今後の注目点。

◇④金利上昇と高PER株の調整

・米国のインフレと金利上昇懸念がハイテク株の評価を圧迫。

・業績好調でも株価評価が縮小すれば下落する。


■ASMLの好決算後の株価下落と共通する問題

◇業績成長と株価上昇は別問題

・ASMLは半導体製造装置、TSMCは半導体受託製造の世界的大手。

・両社ともAI投資拡大の恩恵を受ける企業。

・市場は好業績そのものより、成長率の持続性と将来の投資回収を重視。

・好決算でも期待先行の株価には調整リスクがある。


■日本の半導体関連株への影響

◇アドバンテスト(6857)

・AI半導体向け検査装置の需要拡大が成長要因。

・高い成長期待の反動による株価変動に注意。

◇東京エレクトロン(8035)

・先端半導体の設備投資が業績を左右。

・TSMCの設備投資計画と受注動向が重要。

◇キオクシアホールディングス(285A)

・AIデータセンター需要拡大はメモリー市場にも追い風。

・NAND価格、供給能力、競争環境を確認。

◇ソフトバンクグループ(9984)

・AI関連投資の評価変動が株価に影響。

・AI関連企業への期待後退が投資家心理を冷やす可能性。


■今後の半導体株で確認したいポイント

◇①AI半導体需要が継続するか

◇②TSMCの2026年10〜12月期売上高見通し523億〜543億ドルを達成できるか

◇③2ナノ製造の拡大と利益率の改善

◇④米国のインフレ・金利動向

◇⑤日本の半導体企業の決算と来期見通し


■投資家としての結論

◇好業績=株価上昇ではない!

・TSMCの好決算はAI半導体需要の強さを裏付けた。

・一方、株価には将来の高成長が先行して織り込まれている。

・業績が伸びてもPERが低下すれば株価は下落する。

・半導体株の下落を直ちにAIバブル崩壊と判断するのは早い。

・今後は業績成長率、利益率、株価の割高感を総合的に判断したい。


■まとめ

◇TSMCは純利益約69%増の過去最高益を記録したが、株価は下落。

・市場が警戒しているのは現在の業績悪化ではなく、将来の成長期待と株価評価のギャップ。

・アドバンテストや東京エレクトロンも、好業績だけでなく株価に織り込まれた期待の大きさが重要になる。

・半導体株の投資判断では「良い企業」と「今買って良い株価」を区別する必要がある。