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​【最高値更新】段ボールシート取引価格の上昇と今後の市場への影響

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【最高値更新】段ボールシート取引価格の上昇と今後の市場への影響


​■背景◇

・原材料費の上昇:2月に段ボール原紙(ライナー・中しん)の価格が上昇し、コスト転嫁が進展

・物流・物流資材費の高騰:トラック運転手の働き方改革による人件費負担の増加や、ナフサ不足に伴う結束バンド等の資材値上がり

・価格転嫁への理解向上:最終消費財の値上げラッシュにより、買い手側(箱メーカー等)が値上げに一定の理解を示したこと


​■取引価格の現状◇

・最高値の更新:9月の指標品種価格は1平方メートルあたり87〜88円となり、データのある1986年4月以降で最高値を記録

・約4年ぶりの値上げ:前月比で6円(7.3%)上昇し、大手メーカーの値上げ交渉が浸透

・転嫁の課題:一部取引では値上げ幅満額の価格転嫁が困難だった事例も存在


​■需要動向◇

・インバウンド消費の貢献:訪日観光客の活発な消費を背景に、加工食品の梱包用を中心に底堅い需要を維持

・出荷量の推移:1〜7月累計出荷量は約18億7406万平方メートル(前年同期比0.4%増)を記録

・先行きへの懸念:値上げ前の駆け込み需要(在庫積み増し)の反動から、7月以降は需要減少の懸念が浮上


​■今後の展望とリスク◇

・段ボール箱価格への波及:原材料の高騰を受け、最終製品である段ボール箱の取引価格にも本格的な値上げが波及する見通し

・幅広い産業への波及効果:食品、飲料、雑貨、家電など多岐にわたる産業で梱包資材のコスト増加要因に

・さらなる製品値上げの引き金:梱包コストの割合自体は小さいものの、原燃料高に悩む消費財メーカーの追加値上げを促す懸念